SOHO物件について
事務所利用可能な物件をSOHO利用する
増えるSOHOスタイル
Small Office Home Officeの略である「SOHO」。自宅や小さなオフィスで仕事をするワークスタイルを指す言葉ですが、インターネットにつながったパソコンがひとつあれば、世界を相手に仕事ができる昨今では、こうしたSOHOスタイルで仕事をしようという人が増えているようです。
それにともない、賃貸オフィスや賃貸事務所を探す際にも、SOHO物件を希望する企業主も増加傾向にあります。
では、SOHO物件とはどのような物件なのでしょうか。基本的に、SOHOスタイルでの仕事を希望する場合、従業員は数名、あるいは自分一人というケースがほとんどです。なぜならば、数十名、数百名といった従業員規模になってしまっては、ごく一般の中小企業になってしまうからです。
事務所利用可の物件
数名で仕事をする場合、ありがちなのが自宅やマンションをそのまま拠点にしてしまおうと考えるケースです。このような場合、企業主本人が所有する自宅であれば問題はないのですが、賃借している自宅、マンション、アパートを事務所として利用する場合、勝手に事務所利用することはできません。
というのも、居住目的で賃借している物件を、勝手に事務所利用する行為は、管理会社や大家などと結んだ賃借契約と異なる形になってしまうためです。
もちろん中には、はじめから事務所利用(SOHO利用)可能という契約を結んでいるところもあるでしょうが、一般的な賃貸住宅物件の場合は、そうなっていないことがほとんどです。
ですから、賃借している物件をSOHO物件として利用する場合には、管理会社や大家に確認をし、契約に関する折り合いをつける必要があります。またマンションなどで管理組合があるような場合は、そちらとも相談をする必要があるでしょう。
そのため、スムーズに話が進むようであればよいのですが、いろいろと面倒がかかるようであれば、いっそのことはじめからSOHO物件として案内されている賃貸オフィスや賃貸事務所物件を借りたほうが良い場合も少なくありません。